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ACT2-(5)

「………お、よしよし引っかかったぞ、引っかかったぞ………。」
ニマニマと笑いながら情報検索をする智久に、幸太と律は身震いをした。
「………智久さん、こわ………。」
「味方だと心強いけど敵には回したくないよね………。」
「智久は結構有能だよ?俺が綿貫家の当主になったら、秘書になってもらう予定なんだ。」
「秘書ー!?」
「うっわ、約束された職業じゃないッスか………。」
「何、知り合いのよしみだからなぁ………綿貫家の情報網はすさまじく恐ろしいんだ。
それに触れられることができるなんて、俺は幸せ者だね。」


「……………ホント、味方でよかった………。」
「………だな。」

「青桐家はもう廃れていますけど忍者の家系だったんです。
だから、情報収集とかそう言った系のお仕事は得意なんですよ?」
「へー………。」
「じゃあ、有名どころの戦国武将にも仕えていたの?」
「ええ。そうですよ。
智久様が情報収集能力に長けているのは、その名残ですね。」
「うひゃぁ……………。」

「…………よし、見つかったぜ。」
「何処にいるんだ?」
「このエリアにいるな。」
「………滅茶苦茶レベルが高いエリアじゃないですか!推奨レベルも結構高いし…………。」

「ま、物吉がいるから何とかなるだろ。」
「そうだね。」
「……そうですねぇ。」

「何か呑気な会話をしているけど!?」
「この5人、戦闘狂だもんな…………。でもホントに大丈夫なんですか?」

「大丈夫だ、このエリアに到着するまでにレベル上げをすればいいだけの話だし
ついでに君らも、レベルアップすればいいだろう?」
「………俺ら見ているだけで良いです………。」
「わ、私も………。」

「まあまあ、そんなことを言わずに。レベルアップに付き合ってくれると嬉しいな?」
「うっわ、姫宮さんのお願い笑顔がきつい………!!」

「………大丈夫かなぁ……………。」





続く。
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