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無題。

今日から優希のいない日常が始まる。

優希が使用していた机の上にあった私物が無くなっているのを見てちょっと寂しく思ったり


でもあいつはこれから初めての出産に向けて大変な思いをするんだから、せめてもエールは送り続けよう。






感傷にひたってる場合じゃない
これから大変な時期に自分も差し掛かるんだから。





お互いに頑張ろうな

またね。

優希、とうとう今日で最後。


寂しい
寂しい
寂しい



でも泣かずにちゃんとありがとうって言えた。


よかった。


優希。
おまえは本当にいいやつだ。



うん。
本当にいい女だ。





またいつの日か飲もうな。






待ってるよ。

退職。

優希がいなくなってしまう。何だか寂しいなぁ。


一度でいいから一緒に仕事をしたいっていう夢はとうとう叶わなかったけど、飲みに行ったり、たくさん話せたりして本当に楽しかったよ。



いつかまた再会することがあるのかどうかはわからないけど


また会えることがあったらそのときはよろしく。







あー
何だか泣きてぇよ



ちくしょーーーーー

毒吐き。

臨機応変が聞かない上司。


おまえなんかやめちまえ


たぁ。
おまえは自分のわがままだけ押し通すうぜぇ女。


おまえこそ死ねばいいよ。


ていうか消えてなくなっちまえ

もしもの話。

もし自分が異性と結婚してたらどんな人生をおくってたんだろう。



周りが出産ラッシュで、しかも生憎の天気のせいかふとそんなことを思いました。


結婚していたら。
子どもを産んでいたら。



今まで走って、走って、ひたすら走ってきてそんなこと一度も思ったことなかったのに


ここにきてそんなことを思うということはわたしも振り返る余裕がでてきたのかな。






それでも自分が望んだ道だから

それでも自分が選んだ道だから


後悔は決してしない。





同性愛者ゆえ、この葛藤と戦うことは避けて通れません。




だから自分はしっかりと歩いて行こう。



自分に負けないひとに成長していこう。




そんなことを決意するわたしでした
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