《愛しさ》に理由など無かった。
ひたすらに貴方という、唯一の存在を見つめ続けて、
《恋しさ》を募らせていた、ただ其れだけ。
恋愛は頭でするものではない。
今更ながらに考えさせられる日々に追われ、付き纏う嫉妬心と懐疑心で気が狂いそうになる。
貴方は特別な人。
何が特別で、何がきっかけとなり恋心が生まれたのか、今ではその記憶さえも朧気だ。
だけどこれだけは本物、それは心と頭の中は貴方で満たされているという事。
瞬間的に喜怒が駆け巡りそして、哀楽をも受け取る。
その度に私は生きているという実感を受け入れまた、感情の豊かさを膨らませる。
貴方に出会えた事は《運命》ではなく、きっと《必然》だった。
貴方という愛する人と出会え、私は人間らしさを忘れずに生きていける。
2008-3-8 23:10