最近ひそかに話題になったあの 大野君と杉山君の4コマみたかい
私は腰が抜けたよ ももこ先生 天然であれを描いているのだとしたら あなたは宝石
みてない人のために内容を説明しよう
大野君と杉山君下校中
大野君「冬田が藤木のこと好きっていうのもかわってるよな」
杉山君「なー」
大野君「自分が女だったら藤木は好きにならねぇな」
杉山君「うん、自分が女だったら誰が好きかな?」
大野君(杉山かも…)
杉山君(大野かも…)
2人(言うのやめとこ…)
信じられるか
私は信じられなかった
小学生の時から萌えていた2人が 何年もの時を超えとうとうガチでこの発言である。私はね、涙したよ 色々な感情がないまぜになった
うすうすそうであろうとは気づいていたんだよ。そういえばあの話しよかったよね大野君が喉痛めて歌えなくなったときに杉山君がかわりに歌うやつ。 喧嘩中だったのにね
彼等の絆の深さたるや 我々の予想の範疇を軽々と越えていく
大野君と杉山君はガチ
萌えてたな…小学生ん時
ちっちゃい頃大野君と杉山君アニメでみてて(この2人チュウせんかな)って思いよったけど私あんな幼女の頃から腐やったんよ そりゃ救いようが無いわな
母ちゃんの腹の中にいたころから腐女子だから仕方ない
大野君杉山君ももちろんいいけど
私が好きなカプは
花輪×丸尾 藤木×永沢
とくに花輪×丸尾は腰抜かすくらい好き
花丸コンビ
花輪君に「少し静かにしたまえよベイビー」って言われた丸尾君が「ワタクシはもうベイビーなどという年ではありません!」って かえす そんな喧嘩がみたい
知ってるかい 花輪君はな武道ならってるから喧嘩強いんだけど争いがキライだから絶対暴力はしないんだよ 花輪君 ヤバいイケメンすぎる
丸尾君を包み込む花輪君ヤバい
丸尾君がどんなトンチンカンなこと言っても笑って包み込む花輪君の優しさ
ヤバい漫画みたくなってきた 実家に帰ったら読もう
あと藤木君×永沢君ね
もうこれは言うまでもなく永沢君のツンデレが炸裂するよね
藤木君に不意打ちでキスされた永沢君が
顔を真っ赤にさせながら
「ほんとうに…君は卑怯者だ…っ」
っていう展開を熱く希望
藤木君はクスッと笑って
「永沢君…レッドオニオンみたいだね…」って耳元で囁く
藤木君を卑怯者と罵ることでしか藤木君を縛れない永沢君最高
彼にむける言葉が卑怯者しかでてこない永沢君
本当の気持ちが言えない永沢君
(本当に卑怯者なのは…僕の方だ…!)
ってシリアスに雨にうたれる永沢君を誰かかいてください
かかないなら私が書きましょう そして友人に送りつけて嫌がられるんだ 「誰得?」って毎回言われる
愚問 「私得」さ 君たちは私の趣向に巻き込まれたに過ぎない ほんと、毎回ごめんね
「冬田が君のこと好きだってさ、よかったじゃないか君みたいな卑怯者を好きって言ってくれる女子がいて。冬田と帰らなくていいのかい?僕のことなんか気にするなよ」
放課後の教室、帰りの会が終わってすぐ
僕のもとへ来て「永沢君、帰ろう」いつものように誘う藤木君に早口でそう言い放った
「どうしてそんなこと言うんだい永沢君、ずっと君といっしょに帰ってるんだから、今日だっていっしょに帰るよ。」
「本当は冬田と帰りたいくせに?正直なことを言えよ、そうやって僕に気を使ってるようにみせかけて、優しさのアピールかい?卑怯者。」
「…そんなこと考えてないって…」
知ってる藤木君にそんなつもりないなんて
本当はわかっている
藤木君が困ったように笑う
その顔がみたくなくて、ランドセルを担ぎ足早に教室からでた
「まってよ、永沢君!」
焦ってついてくる藤木君
いらいらする、どうしてこんなひどいことを言ってしまう僕といっしょに帰ったりするんだろう。
優しさアピール? そんなわけない
藤木君は本当に僕のこと思ってくれてるって知ってる
でも君を傷つける言葉しかでてこないんだ
「永沢君、足はやいよね」
藤木君がそう言いつつ僕の隣に並ぶ
いつもの帰り道
藤木君が「もうすぐ夏休みだね」とか「自由研究どうするの」やら話しかけてきたけど適当に相槌をうって流した
それでも藤木君は怒らない
そうこうしているうちにわかれ道にさしかかった
「じゃあ、また明日ね、永沢君」
藤木君がそう言って帰ろうとする
藤木君のご両親は共働きで、藤木君がうちに帰っても藤木君はひとりだ
藤木君は自分の首にぶら下げてある鍵を使って家に入り、くらい部屋の電気をつけ
晩御飯は机の上に置いてあるお金を使って出前をとる。
僕の家は火事で焼けたけど
最近新しく家ができた
うちに帰れば父さんはまだ帰ってないだろうけど母さんがいる。
藤木君はひとりだ
「藤木君!」
自分の口が勝手に藤木君を呼び止めた
ひどく狼狽する
「どうしたの?永沢君」
僕がずっとうつむいているからか、藤木君が心配そうな声で僕を覗きこむ
どうして僕の心配ばかりするんだ
胸が痛い 僕に酷いこと言われて悲しくないはずないのに人一倍怖がりで 傷つきやすいくせに
家に帰ったら、 たった独りのくせに
「行っていい…?」
「え?」
僕の声が届かなかったのか 聞き返してくる藤木君
一度で聞けよ、もうイヤだ帰りたくなったけど ここで終わらせたくない、多分いつまでも胸のモヤモヤがとれない
「いまから藤木君の家、行っていいかってきいてんだけど」
そう言って顔を勢いよくあげる
藤木君はびっくりした顔をしてたけど、すぐ笑顔になった
「もちろんだよ!新しいゲームあるから、いっしょにやろう」
藤木君は本当に嬉しそうに、その紫の唇から歯をがのぞくほど無邪気に笑った
そして僕の手を握って
「行こう」そう言って歩きだした
心臓が痛い
藤木君に酷いことを言っているときとは違う痛み なんだか泣きそうになった
「本当に君は…卑怯者だよ…」
藤木君に聞こえない、ちいさな声で呟いた。自由な方の手で心臓を抑える
この心臓の痛みの本当の意味を
僕はまだ知らない
END
みたいな感じだよね