今回はウィレム・デフォー出演『スピード2』鑑賞しました。
前作から時を経、新しい人生を楽しんでいたアニー(サンドラ・ブロック)だが、結婚まで考えていた新しい恋人に隠し事が発覚する。二人は関係修復のためクルーズ旅行に出るが、そこには怪しい男が乗船していた―…。
大ヒットしたパニックムービーの続編。小さいお子様にも安心の家族で楽しめるファミリーパニック。
徹底的に血なまぐさい描写が省かれた異色のパニック・ムービー。
家族で楽しむにはいいけど、コアな映画ファンには向きません。ストーリーも単純なので、家族でおしゃべりしながらときどき画面を見れば充分です。
血なまぐさい描写が少ないのでどきどきハラハラもなし。それはパニック・ムービーと呼べるのかどうか!?まぁ、人によってはこれでもハラハラできる…かもしれない(*´ω`*)?
ラストの港崩壊だけは見ごたえがあった。
それでもあの惨状ですら死人の出た描写がないので、映画自体がギャグになってしまう。
そういうもんだと思って楽しめば、ネタとしてはまぁまぁ、楽しめるかも。
デフォーたんはぬっるいテロリスト役。
「本当は心の優しい人だ」という演出でもなく、製作サイドの都合上ぬるい行動をしているようでした。だから、デフォーたんにも彼の演じるキャラクターにも、まったく興味が持てなかった。
2010-5-22 05:44
新兵のエリクソン(マイケル・J・フォックス)はミザーブ(ショーン・ペン)軍曹率いる部隊へ配属される。部隊は僅かな非番の後に長期の警備任務につくことになるが、任務直前ベトコンに煮え湯を飲まされ続けていたミザーブは、任務を逸した行為に出る。
ベトナム戦争で実際に起こった、アメリカ兵による少女強姦事件を描いた戦争ドラマ。
ジョン・C・ライリーと聞いて午後のロードショーで放送していたものを鑑賞。
TV放送のためDVD収録版とはかなり描写が異なる&カットもされていると思いますが、それでもとてもいい映画でした。
前半で兵士それぞれの背景を描くことで“なぜこのような事態になったか”を掘り下げ、ミザーブ以下4名の行動に人間味を持たせている。特に任務直前の非番の夜の出来事とブラウン(エリック・キング)の一件は、この事態の大きな要因になったと思う。ミザーブの行動は諸々への報復に見えた。
描かれていることは戦争ならではだけど、こうした事態は戦争じゃなくても起きそうなので、戦争映画としてはパンチにかけるかも。
物語は終始エリクソンの視点で描かれるけれど、観客の多くが近い立場にいるのがハッチャー(ジョン・C・ライリー)もしくはディアス(ジョン・レグイザモ)じゃないかな。
私たちが同じ状況に置かれてエリクソンのように動けるとは思えない。そもそも彼が事件に加わらなかったのは、新兵だったこともあるけど、妻子持ちだったことも強いと思うんだ。ママさんとオアン(トゥイ・トゥー・リー)に妻子を重ねたんじゃないかな。
そう判断する材料を丁寧にデ・パルマ監督が配置してくれている。やっていることは、大抵の人にとって人間とは思えない野蛮な行為なんだろうけど、それでも人間なのだと監督が強くアピールしている。そこがとても好きでした。
それから、ショーン・ペンとジョン・C・ライリー、ジョン・レグイザモの各シーンでの細かい表情がいい。
血まみれで線路を歩くオアンを、ミザーブはどんな気持ちで見ていたんだろうね。自分で撃てたのにみんなが撃つまで撃たなかった。
実際の事件ではこうじゃなかったのかもしれないけど、この映画の彼らは個人的には許したい。
2010-4-21 15:41
「大学!仕事!家庭!」のレールを歩くダレン・シャン(クリス・マッソグリア)。予定調和の人生がある日を境に一転する。バンパイアとの出会い、親友との軋轢、フリークショーの生活―…。すべてはある男の策略によるものだった。
というわけで、映画『ダレン・シャン』感想です。
前述のあらすじでわかる通り、原作とはかなり違います。もし原作ファンで、純粋に映画を楽しみたいなら、そのことを念頭に楽しんだ方がわかりやすい。原作の設定を気にすると映画の設定が入って来ません。クレプスリーがバンパイア将軍だしねw
あと、かなり序盤からあのデブが出張って来ます。そして(ある意味で)クレプスリーのポジションにつきます。12巻の展開を考えると相当残酷です。
でも、デブが“彼にとってなんなのか”は、これでわかりやすくなると思います。
それからバンパニーズの設定もかなり脚色されてる。原作では“思想は違うが根本はバンパイア”ですが、映画では“道を踏み外したバンパイア”。見てくれも見るからにアウトローで、“善と悪の対立”のようになっています。
これは映画が2作目、3作目と続いていけば途中で修正されるかも。このままだとガネン終了のお知らせ。
つーか教育係がそいつとかどう考えてもスティーブオワタです本当にありがとうございましたw
他に思ったこと。
・ソーセージ食わせろ。
・ソーセージ食ってるとこ見せろ!!
・と思っていたらコーマックがソーセージしゃぶしゃぶ。コーマックのとかいらね!!リア充爆発しろ!!
・ウルフマンをいじめないでください。
・バンパイア元帥終了のお知らせ。出たとしても原作とは別物と考えた方がいいです。
・R.V.終了のお知らせ。
・サム終了のお知らせ。
・エラ終了のお知らせ。
・エヴァンナももしかしたら出ない。
・ジミーなんていなかったんや…。
結構、他のキャラと融合されているキャラが多い。2作目、3作目があるなら融合されたキャラは出ないかも。
ジミー・オーボとR.V.は残念。でも小説を全部映画にするわけにいかないから、これは仕方ないね。ジミー・オーボなんてよくよく考えたらリストラ最有力だったわ。
原作とはかなり違いますが、相違も含めて楽しめました。
…が、映画単品ではちょっと退屈かも。中盤眠くなったりします。原作ファン向けかな。
ちなみに、パンフレットを買うと『シネコン』3月号が貰えるのですが、そちらの特集も『ダレン・シャン』です(※添付画像)。興味のある方はぜひ
話題:ダレン・シャン
2010-3-19 14:59
ビジネスマンのアレックス・ホイットマン(マシュー・ペリー)は、赴任先のラスベガスでヒスパニックの美しい女性と出会う。衝動的に関係を持ってしまう二人。それは一夜限りのお遊びに思えたが―…。
マシュー・ペリーとサルマ・ハエックのファンタジック・ラブコメディ。
期待しないで観たけれど意外とおもしろかった。難しいストーリーではないので、肩の力を抜いて気楽に楽しむのにおすすめ。
笑えて泣けてびっくりして(最後はこれがちょっと忙しいw)、いい気持ちでエンドロールを迎えられる。慌ただしい二人だけど、こんな恋愛もロマンチックよね。
音楽も映画にマッチしていて良かった。エルヴィス・プレスリーの曲らしい。
2010-2-19 18:34
コナーとマーフィー兄弟は、マフィアのケンカに巻きこまれて留置されるが、そこで信じる神から「悪しき者を処刑せよ」との啓示を受ける。正当防衛で留置所を出た2人はすぐに銃を手に入れ、神の啓示に従い、闇にはびこる悪人たちを始末していく。
上記はAMAZONのDVD紹介から。
この紹介文を見て初めて「あぁそういう映画だったんだ」と思いました。だいたいからして、私はアクション映画に向いてない。主役の兄弟の思想にも、物語のラストまで共感できなかった。
(ラストの「罪悪にも限度がある!」でやっと、それなら仕方ないかなと思えました)
AMAZONや他のネットレビューでも評価は高いですが、私はあまり好きではありません。主張はよくわかるけどね。エンドロールの演出もおもしろいと思う。
ただ、随所に感じるリュック・ベッソンの影響と思える演出が、監督自身のものになっていなくて(悪く言ってしまえば“猿真似”の範疇を出ていない)、そうした演出が出るたびに映画自体が浮ついて、観ているこっちも落ち着かなくなってしまう。
特にデフォーたん演じるスメッカー周辺の演出は非常にノーマン・スタンフィールドで、観ていてハラハラ。この演出は監督の手に余っている!デフォーたんが邪気眼にしか見えない!
また、作中「頭が切れる」と評されるデフォーたんですが、観客から見ると物語の展開に添ってキャラクターが動かされているだけで、頭が切れるようには見えない。どちらかと言うと逆に見える。
似たようなストーリーの映画で『フレイルティ』という作品があるけど、サスペンス好きの私はこちらの方が好み。
2010-1-10 21:01
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