何にも無かった何時もの一日に
律儀に一つ一つ名前を付けてみたり、
ウォークマンの音量を
何時もより二つも上げて
些細な音の飾りたちを
事もなげに見つけ出してみたり、
ママが何気なくくれたマスカラを
右目だけに何度も塗ってみたり、
ベッド位の広さで満たされてしまう
私の護られた世界、を、
スロウに半分だけ崩して
何かとても素敵なものと混ぜて
再構築してくれる様な
そんなひとが居たならね、
私の脳みそ丸ごとひとつ使って
敬い愛しんでも良いと思うんだけど。
私の人生丸ごとひとつ使って。
(嗚呼駄目だ、もう丸ごとひとつは残っていないのか。)
なかなか難しいよ先ず私と感性が
合わないといけないんだもん。
雨の止んだ水溜まりを見る時は
溜まる水を見るんじゃなくて、
中に広がった本物より本物な
空を見てほしいし、
雷は幾つ枝分かれしたか
数えられたら期待以上。
んん、無理だな、
やっぱりいいや。
それらを好む私を嗤ったりからかったり、嫌な顔をしたり、無理に合わせようと嘘を吐いたりしないで普通に、飽くまでも普通にいてくれるひとが好いや。
あ、下手に合わせようとする奴が
一番腹立つかも知れん。
猫みたいに扱って欲しい
私が甘えたい時は
甘えに行くから
あなたが構いたい時も
たまには構われに行ってあげるから、
あんまり多くを求めないでね、
甘やかし過ぎないでね、
私は私の為に私を生きてて、
あなたの為に生きる気も無ければ
あなたが私の為に生きる必要も無い。
って、こんな夢みたいな王子様が
現れないかなって思ってます。
サラリーマンの。笑
色白黒髪の。笑
(いや茶髪とかでもいいけど)
まぁこれ魔法でも使えなきゃ
大概無理かな笑
そんな感じで何時も気持ちを
お返し出来ない私です。
へっくしゅん!!!
(ブルブル)