予告編を見た時、貧乏な役者が、ピエロに扮し、苦しくても笑顔を作り生きていく、社会に対しての矛盾を描いたものなのかと思っていた。

映画バットマンでの悪役、JOKERの誕生したいきさつを描いた物だ。

主人公は心に病を持っている。
それ故、生き辛い。

踏みつけられ踏みつけられ。

とあるきっかけで銃を手にいれる。

その銃で、地下鉄で絡まれた証券会社の社員を射殺。ピエロの化粧姿で。

不景気が蔓延するゴッサムシティ。

ピエロが貧民層のヒーローに。



バットマンが守るのは、社会秩序。ある意味富裕層の利権なのかもしれない。

体制的な正義のヒーローなのかもしれない。

途中から、香港とダブって観ていた。

ピエロの仮面や扮装でデモを行う人々。

マスクで顔を隠してデモを行う人々。

映画では、やってはいけない事でエンディングを迎える訳だが、香港は落ち着いて問題を処理して欲しいものだ。