暇してるだろうからって刑部さんが相手してくれたけど、マジ強すぎっしょ!
手合わせは兎も角、博打でも勝てないとか、刑部さんヤベーよ。
まあ、でも、そんなお人に気にかけて貰えるなんて、俺ってツイてるよな。
っと、いけね!早いとこ頼まれ事片付けとかねーと。
さあて、いっちょ大暴れしてやりますかっ!
また三成が徳川と騒いでおるか。
仲良しこよしと励むは構わぬが、アレラが余りに仲睦まじいと左近が寂しサミシと啼きやるわ。
どぉれ、一つ鞠でもついて遊んでやるとしよ。
まったく、我一人では守りの手が足りぬ、タリヌなァ。
おのれっ、ちょこまかと。
私の務めを邪魔するな、イィエヤスゥウ!!
次に私の邪魔をしてみろ、十六と云わず微塵に刻んでくれる!
お陰で喪失による空漠が紛れたなど、愚かな幻想に過ぎん。
私は秀吉様と、半兵衛様の為に刃を振るう。
これからもその心は変わりはしない。
貴様も、そう生きろ。
二度は無い。裏切りに与える許しは、先の一度きりだ。
心に刻み、胸に留めろ。
否の答えは許可しない。
ずっと儂のターン!!
特に意味のない事を叫んでみるのは楽しいな!
般若と化した三成の顔も見られるし、リアル鬼ごっことやらも楽しめる。
本当に、楽しいぞ……
あの御方がいなくとも陽は昇り、時は過ぎていく。
導であった、あの御方が、いないというのにっ!
一月、また一月と経つ毎に心引き裂かれる私を嘲笑うかのように、置き去りにして。
いや、私がそのような事を言っては、不遜か。
今はただ、あの御方の眠りが安らかなものであるようにと、願うばかりだ。