02:43 愛にできることはまだあるかい?



誰かに吐き出したくて、誰にも吐き出せなかった気持ちがあって、ここでなら、具現化できるかなって。成仏できないこの燻った想いは、言霊にして、宙に放つの。以下、独白。















最後に更新したのは、2年半まえらしい。私の人生の中のこの時期では、たった2年半というにはとてつもなく濃密で、喜怒哀楽をすべて使い果たしたような、はたまた無駄という一言で一蹴したくなるような、そんな日々でした。


なにかとここへ来ることが多かったのに、一切来なくなったのは、それだけ毎日がリアルな感情の積み重ねで、吐き出すまでもなく心が忙しなかったからでしょう。










総て、だった。皮肉なまでに、愛なんて美しい言葉で語るには到底忍びないのだけれど、それはもう毎日、あらゆる手段で私を埋め尽くして。



格好つけるのは、やめにしよう。

なによりもいちばんで、君のためなら何でもしたかった。君の笑顔、仕草、話すこと、空気感、温もりなにもかもが好きだった。何より、君といるわたしが好きだった。ちがう。何でもしたい。ぜんぶが吹き飛ぶようなその笑顔で、笑って。笑っちゃうくらい、好きよ。




生半可な淡い期待を抱きながら、いつかの終わりが来ることに怯えながら、終わりを迎えてもなお、惹かれあったあの日々は、嘘じゃなかったんだと、一緒にいられたあの空間は、時間は、わたしだけのものだったと、せめて言わせてほしいのです。




これ以上ないというほどの幸せと同時に、憎しみを放った。こんなに喜怒哀楽のまんなかに立って、零れ落ちるくらい笑って、感情のままに叫んで、惜しげも無く泣いて、無邪気に楽しむことが、この先あるのだろうか。語弊を恐れながら言わせてもらうと、今死んでしまいたいの。綺麗なままで、まだ離さない、わたしのままで。









いつか、君を許して、私を許して、すべて浄化して、濁りのない目で見られるかしら。まだ、少し時間はかかりそうだけれど、今日書きたいと思ったこの気持ちに、身を任せてみるのは悪くないと思った。



改めて言わせてもらうけれど、美しくなんてまるでないこの形に、溺れた滑稽なわたしも、振り返れば愛おしかったよ。そう思わせてくれて、ありがとう。それもこれもぜんぶ、君だったから。


ふう。とめどない想いはきりがないね。いまはどこもかしこも、どれもこれも、誰も彼もみんな、鬱屈としたおもいを抱えていると思うのだけれど、そんなわたしも、だからこの場所で、溢れてしまったのでしょう。





こんなに赤裸々に自分の感情を書くなんて、どうかしてる。いつもどこか鎧をかぶせて、格好つけて繕っていたから。歳を重ねた、証拠かしら。

きっともう、ここに書くことはないでしょう。今までありがとうございました。臆病なわたしは、これを消すことはできないから、ときどきふらりと立ち寄って、むかしのわたしに寄り添ってあげようと思います。



誰かさん、ありがとう。では、左様なら。






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